Archive for 12月, 2011

 

鉛板は100グラムから500グラム

ジャパンカップ・宝塚記念を制しG12勝を挙げ、8歳という古馬になりながらも活躍し続けた大器晩成型の競走馬、タップダンスシチ―。その活躍は2002年の同馬が5歳の時からで、デビュー後23戦目にして初の重賞制覇を成し遂げます。その後G1初の挑戦となる有馬記念では2着に食い込み、迎えた6歳の初戦、東京競馬リニューアル記念では有馬記念の2着入賞をフロック視され人気薄の評価をされますが、それを跳ね返すような見事な走りで優勝。2012 フェブラリーステークス予想続く金鯱賞でも勝利し、宝塚記念ではヒシミラクルを相手に3着と確実に実績を積み上げていきます。その後の京都大賞典では、有馬記念以来同馬が得意としていた逃げで先行するレーススタイルで、宝塚記念に敗れたヒシミラクルを人気を分け合いながら直線で抑えてリベンジを果たし、最強馬の仲間入りを果たします。このように着々と実績を挙げているにもかかわらず、万全の仕上がりで迎えた2003年のジャパンカップでは、第56回有馬記念シンボリクリスエスが圧倒的1番人気、同馬は4番と不本意な評価となります。京都大賞典でヒシミラクルに勝ってもなお、同馬の実力を100%信じていなかったのがファンの評価でした。結果は目に物言わすとばかりに序盤から先頭に立ち、そのまま後続に追いつかれる事も接戦になることもないまま2着に9馬身差の圧倒的な強さで、初めてのG1タイトルを獲得することになります。その後なかなか1番人気を獲得できなかった同馬は7歳になり、宝塚記念でようやく単勝1番人気に支持され、これに応える形で勝利し、G12勝目を挙げます。そして2005年、8歳になっても現役を続け、ジャパンカップでは2000mを1分57秒台という年齢を全く感じさせないハイペースで通過、ゴール手前まで先頭という見せ場まで作り、この時の優勝馬アルカセットのレコードタイム更新のきっかけまで作ったのでした。その後の有馬記念で、長い現役生活にピリオドを打ち、引退を遂げますが、同馬の活躍と実績は現在でも破られる事のない、素晴らしい記録と言えるでしょう。

 
 
 

芝コースとダートコース

 日本の競馬場には、昔から芝コースとダートコースの2種類があります。しかしその扱いは全く異なり、大きなレースは芝にしかないため、強い馬が集まるのは芝のレースばかりになりました。ダートはいわばマイナーリーグのような存在。芝の傷みを避けるために補足的に行われているようでもありました。
 しかし日本競馬は1990年代後半から、海外を意識するようになります。日本の競走馬が海外のG?レースで活躍し始めるのも、この時期からです。そのときに多くの競馬関係者、競馬ファンは、海外ではダートもメジャーであることを知るようになります。
 海外標準に合わせようと、中央競馬では初のダート有馬記念 56回G?フェブラリーステークスが1997年から開催されるようになり、2000年には国際招待レースのジャパンカップダートが開催されるようになりました。日本国内のダート路線が一気に脚光を浴びるようになりましたが、海外から強豪馬がなかなか来てくれないという問題にぶつかります。
 一つは日程的な問題があります。海外では、11月初旬にブリーダーズカップという祭典が開催されており、そのレースが最大目標となっています。その直後に開催されるジャパンカップダートにはなかなか行きづらいのです。また砂地の馬場も日本独自であり、それも嫌われている要因。海外で進んでいるオールウェザーの導入を、そろそろ日本でも議論すべき時かもしれません。
 そしてジャパンカップダートは、当初東京2100mという、クセのあるコースで行われていることが嫌われていましたが、それに対処すべく移動した阪神競馬場は、これまた海外ダート界では異色の左回り。どうも日本の対応は、なかなかうまくいっていないようです。
 今後ジャパンカップダートが国際レースとして存在感を示すことができるか否かは、JRAの対応にかかっているといえます。

 
 
 

10年の結果では中央競馬所属馬

佐賀競馬場で2月に開催される地方中央交流重賞レースの「佐賀記念」
このレースはJpn3,KJ1に格付けされており、優勝馬には2300万円の優勝賞金が出され中央・地方所属の4歳以上の馬に出走資格がある指定校流競走になっています。
1973年に創設された「開設記念」が前身で、1995年の開催から地方中央全国交流指定競走になりました。
九州では統一重賞競走は2つしかありませんが、その1つのレースであり、1996年の勝ち馬リンデンニシキ以来、九州所属馬の勝利はなく、2001年、2002年笠松所属のミツアキサイレンス、2008年兵庫所属のチャンストウライなど他地方競馬からの遠征馬が結果を出しています。
これまでの10年の結果では中央競馬所属馬は8回の勝利ですが、第134回 中山大障害関東馬は2003年のエアピエールと2006年のマイネルボウノットしかいませんので中心にするなら関西馬と思ってよいでしょう。
実績馬のほとんどは川崎記念、フェブラリーステークスを目指すので中央所属馬がこのレースでは手薄な印象があります。
そうは行っても1600万条件を勝ち上がったオープン入りした馬が結果を出すレースなので、オープンで実績を持つ馬をオープン初戦の馬が制してしまう例も有馬記念2010年ラッシュストリートや2011年メテオロロジストと続いていますので、このような馬から狙っていくのも戦略としてはアリだと思います。

 
 
 

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